環境計量士(濃度)

第70回計量士国家試験問題の正解と解説【環化 問16~20】

2019年12月に実施された「第70回計量士国家試験問題」の解答と解説になります。

 

問題文及び解答は経済産業省のHPにある「過去の計量士国家試験問題」から引用しています。

 

解説は私の見解になります。解説が間違っている可能性もありますので、予めご了承ください。

 

どうやって勉強を進めればいいのかわからない方はこちらの記事も読んでみて下さい。

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問16~20の内容は?

「環境計量に関する基礎知識(化学)」の問16~20の内容は以下の通りです。

  • 問16 物質の状態・変化1
  • 問17 物質の性質
  • 問18 測定・分析
  • 問19 物質の状態・変化2
  • 問20 分子結晶

問16 物質の状態・変化1

問16

気圧がP(atm)のときの水の沸点t(K)を与える式として、正しいものをの中から一つ選べ。ただし、水蒸気圧p(atm)と温度T(K)との間には、Aを定数として、次の関係式が成立するものとする。また、1 atmでの水の沸点は373 Kとする。

 

 

解答

 

問17 物質の性質

問17

物質の性質に関する次の記述の中から、正しいものを一つ選べ。

  1.  臭素は常温・常圧で無臭である。
  2.  酸素を常温・常圧で水に溶かすと、その水溶液は酸性を示す。
  3.  水素と窒素を均一に混合した気体を容器に入れて常温で静置すると、上部に水素が濃縮される。
  4.  0.050 mol L-1硫酸水溶液の25℃におけるpHは1.0である。
  5.  塩酸は、一般に酸化力をもたない酸に分類される。

 

 

解答と解説

5.塩酸は、一般に酸化力をもたない酸に分類される。

 

問18 測定・分析

問18

物質の測定に関する次の記述における(ア)と(イ)の組合せとして、適切なものをの中から一つ選べ。

 構造が未知の結晶の昇温過程において、(ア)により相転移による吸熱ピークが確認された。次に、(ア)の測定により得られた相転移温度よりも高い温度で(イ)を行ったところ、ピークが消失したことから非晶質への変化が確認された。

解答

4(ア)示差熱分析  (イ)X線回折分析

 

 

問19 物質の状態・変化2

問19

下の二酸化炭素の状態図を参考に、次の記述の中から誤っているものを一つ選べ。

  1. 点①の温度・圧力下では、二酸化炭素は液体である。
  2. 点②の温度・圧力下で熱を加えても、二相が共存する間は温度上昇しない。
  3. 固体の二酸化炭素に圧力を加えていくと、融点は低くなる。
  4. 気体の二酸化炭素を大気圧下で冷却しても液化しない。
  5. 気体の二酸化炭素を35℃で加圧しても液化しない。

 

解答

3 固体の二酸化炭素に圧力を加えていくと、融点は低くなる。

 

 

 

問20 分子結晶

問20

次の化学式で表される物質が形成する結晶のうち、分子結晶ではないものを一つ選べ。

  1. I2
  2. SiO2
  3. CO2
  4. Ar
  5. H2O

 

解答

2 SiO2

 

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