２０１９年１２月に実施された「第７０回計量士国家試験問題」の解答と解説になります。
問題文及び解答は経済産業省のHPにある「過去の計量士国家試験問題」から引用しています。
「e-Gov法令検索」では法令の全文を閲覧することができます。
解説は私の見解になります。解説が間違っている可能性もありますので、予めご了承ください。
どうやって勉強を進めればいいのかわからない方はこちらの記事も読んでみて下さい。
問１～５の内容は？
「計量関係法規」の問１～５の内容は以下の通りです。
- 問１ 計量法の目的・定義
- 問２ 特定計量器
- 問３ 計量単位
- 問４ 非法定計量単位の使用の禁止
- 問５ 商品の販売に係る計量
問１ 計量法の目的・定義
問１
計量法第１条の目的及び同法第２条の定義等に関する次の記述の中から、誤っているものを一つ選べ。
- 計量法は、計量の基準を定め、適正な計量の実施を確保し、もって経済の発展及び文化の向上に寄与することを目的とする。
- 「取引」とは、物又は役務の給付を目的とする業務上の行為をいい、無償の場合は、含まれない。
- 車両又は船舶の運航に関して、人命又は財産に対する危険を防止するためにする計量であって政令で定めるものは、計量法の適用に関しては、証明とみなす。
- 「計量器」とは、計量をするための器具、機械又は装置をいう。
- 計量器の製造には、経済産業省令で定める改造を含むものとし、計量器の修理には、当該経済産業省令で定める改造以外の改造を含む。
正解と解説
２ 「取引」とは、物又は役務の給付を目的とする業務上の行為をいい、無償の場合は、含まれない。
問２ 特定計量器
問２
計量法第２条に規定する特定計量器の定義に関する次の記述の（ア）～（ウ）に入る語句の組合せとして、正しいものを一つ選べ。
「特定計量器」とは、取引若しくは証明における計量に使用され、又は主として一般消費者の生活の用に供される計量器のうち、適正な計量の実施を確保するためにその（ア）又は器差に係る（イ）を定める必要があるものとして（ウ）で定めるものをいう。
- （ア）構成 （イ）規格 （ウ）政令
- （ア）構造 （イ）基準 （ウ）経済産業省令
- （ア）構成 （イ）標準 （ウ）経済産業省令
- （ア）構造 （イ）基準 （ウ）政令
- （ア）構造 （イ）標準 （ウ）経済産業省令
正解と解説
４ （ア）構造 （イ）基準 （ウ）政令
問３ 計量単位
問３
国際単位系に係る計量単位として計量法第３条に規定され、同法別表第１に掲げられている物象の状態の量と計量単位との組合せとして、誤っているものを一つ選べ。
- （物象の状態の量）角度 （計量単位）ラジアン 度 秒 分
- （物象の状態の量）周波数 （計量単位）ヘルツ
- （物象の状態の量）圧力 （計量単位）パスカル又はニュートン毎平方メートル バール
- （物象の状態の量）電力量 （計量単位）ジュール又はワット秒 ワット時
- （物象の状態の量）照度 （計量単位）カンデラ
正解と解説
５ （物象の状態の量）照度 （計量単位）カンデラ
問４ 非法定計量単位の使用の禁止
問４
計量法第８条に規定する非法定計量単位の使用の禁止に関する次の記述の（ア）及び（イ）に入る語句として、正しいものを一つ選べ。
第８条 第３条から第５条までに規定する計量単位（以下「法定計量単位」という。）以外の計量単位（以下「非法定計量単位」という。）は、第２条第１項第１号に掲げる物象の状態の量について、（ア）に用いてはならない。
２ 第５条第２項の政令で定める計量単位は、同項の政令で定める（イ）に係る（ア）に用いる場合でなければ、（ア）に用いてはならない。
- （ア）取引又は証明 （イ）特定計量器
- （ア）取引又は証明 （イ）特殊の計量
- （ア）貨物の輸入のための計量 （イ）外国製造者
- （ア）計量器の製造 （イ）届出製造事業者
- （ア）計量器の製造 （イ）特殊の計量
正解と解説
２ （ア）取引又は証明 （イ）特殊の計量
問５ 商品の販売に係る計量
問５
計量法第１３条第１項の政令で定める商品（密封をしたときに特定物象量を表記すべき特定商品）に該当しないものを一つ選べ。
- 油菜子（１個の質量が３グラム未満のもの。）
- ゆでめん
- もち
- 家庭用合成洗剤
- 小麦粉
正解と解説
２ ゆでめん
