2019年12月に実施された「第70回計量士国家試験問題」の解答と解説になります。
問題文及び解答は経済産業省のHPにある「過去の計量士国家試験問題」から引用しています。
「e-Gov法令検索」では法令の全文を閲覧することができます。
解説は私の見解になります。解説が間違っている可能性もありますので、予めご了承ください。
どうやって勉強を進めればいいのかわからない方はこちらの記事も読んでみて下さい。
問6~10の内容は?
「計量管理概論」の問6~10の内容は以下の通りです。
- 問6 不確かさ
- 問7 分散(1)
- 問8 分散(2)
- 問9 散布図
- 問10 分散分析
問6 不確かさ
問6
測定の不確かさに関する次の記述の中から、正しいものを一つ選べ。
- ある物体の質量を複数回の繰返し測定によって求めた。その結果、測定値のばらつきがなかったので、その質量の測定結果の不確かさをゼロとした。
- 不確かさの評価において、測定作業中に生じた測定対象量の変化は不確かさの要因になり得ない。
- 校正結果の不確かさには、校正に使用した測定標準の値の不確かさが含まれる。
- 測定の不確かさは、その測定で考えられるすべての不確かさ要因についてばらつきを評価する実験を実施しなければ評価できない。
- 測定データの記録ミスも不確かさの要因である。
正解と解説
3 校正結果の不確かさには、校正に使用した測定標準の値の不確かさが含まれる。
問7 分散(1)
問7
ある測定器を用いて、それぞれ4個の値からなる5組の指示値を得た。標本分散が最も大きな値を示す組はどれか。次の中から一つ選べ。
- 0.125, 0.225, 0.325, 0.425
- 1.250, 2.250, 3.250, 4.250
- 5.125, 10.225, 15.325, 20.425
- 12.500, 22.500, 32.500, 42.500
- 51.250, 52.250, 53.250, 54.250
正解と解説
4 12.500, 22.500, 32.500, 42.500
問8 分散(2)
問8
母平均がμ、母分散がσ2である母集団からn個の標本xi(i=1, 2, …, n)を得た。これらの標本平均をxバー、標本分散をs2としたとき、選択肢の名称と数式との組合せとして正しいものを、次の1から5の中から一つ選べ。
正解と解説
問9 散布図
問9
40人の男子をサンプルとして、それぞれの身長と体重を測定した。身長(単位 cm)を横軸、体重(単位 kg)を横軸にとって散布図を描いたところ図のようになった。これら40組の身長と体重の間の標本相関係数の値として適切なものを、下の1から5の中から一つ選べ。
- 0.8
- 1.1
- 0.8 kg/cm
- 1.1 kg/cm
- 1.1 cm/kg
正解と解説
1 0.8
問10 分散分析
問10
繰返しのある一元配置の実験を行い、得られた測定データから以下の分散分析表をまとめる。この分散分析表の中のVA、Ve、及びFOの計算式の組合せとして正しいものを、下の1から5の中から一つ選べ。